藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

入力率向上ソフト。

最近のapple製品などにはマイクのアイコンを模(かたど)って、音声入力を促す製品もある。
使い勝手はまだ万能とはいかず、当面スマートフォンでも画面をスイスイとなぞる姿はなくならなさそうであるが、あと数年もすれば話しかけるだけでキーボードフリーにる時代が来るのかもしれない。

さて今の話。
ガラパゴス、といくら言われてもなくならない日本語操作。
一太郎も頑張っているし、マイクロソフトも努力しているようだが、どうもハードウェアの進歩の割にはそれほど進んでいないなぁ、という感じが拭えない。
(例えばもう何千回も入力してきたであろう二行上の「ハードウェア」という言葉は未だに単発で打っているし)

効率化の臨界点

自分の肌感では「インターネット」とか「ハードウェア」とか「アプリケーション」とか"六文字以上"が用語の登録の下限ではないかと思う。

「ヴァイオリン」とか「京都府」とか「カレンダー」なんかの五文字以下は、ペタ打ちでも構わない。
つまり、単語登録がされていても、「変換キーを押して候補を探す」という行為はなくならないので、"入力時間と変換、候補選択操作"の拮抗するのが六文字辺りなのだろうと思う。

人間が入力について「長いなぁ」と感じるのがこの辺りの文字長なのだろう。

(ちなみに「と」でダイレクトに「東京都 中央区 銀座」と登録しても、つい使うのを忘れてしまう。頭が「面倒だ」と感じないのである。)


漢字の日本語変換については、もうかなりいいセンまで進んで来ていると思うが、この「六文字単語の辞書登録」については、まだ改良の余地がある。
マイクロソフト(これもそう)もofficeで「誤変換の例の収集」などをしているようだが、

できれば一カ月くらいの単位で、そのpcの入力語を全て解析し、「六文字以上を単語登録しますか?」というようなことをすれば、ユーザー独自の使い勝手は飛躍的に高まるのではないだろうか。

思うに、論文や作家などのプロは、もうすでにそうした生産性向上の作業を行っている可能性は高そうだが、一般ユーザーへの便利ソフトとして、ぜひ提供してもらいたいものである。

入力ソフトの専門家などは、とうにそんなことくらい考えていようが、もしまだ無いようなら自分でコーディングしてみようかと思っている。
どなたか既にあるのをご存知でしたら、なにとぞご教授くださいませ。