藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

流されないぞ。

スマートフォン以来、何にでも"スマート"をつけて呼ぶなよ!と思っているのは自分だけではないと思うが。
そういえばジョブズですらそんなことを言っていたとも思う。
でいよいよスマートTVと。
「テレビにOS(パソコン)がくっついて」一体何が嬉しいのか? というある種の嫌悪感を抑えつつ、現行のTVの約二倍と言われる価格の「賢いテレビ」は、今の"テレビ離れ現象"に一石を投じるのだろうか。

自分の周囲では四十代を境に、極端なテレビ離れが進んでいるような感覚がある。
一足先にスマホが、あらゆるアプリの「個人向けのダウンロード端末」と化しているので、スマートTVは家庭向けのそれになるのであろう。
スマートTVは「いつでも好きな映像、映画、過去のコンテンツをダウンロードできる端末」として認知されていくに違いない。

果たしてその時、現テレビ局はコンテンツメーカーとしての地位を維持できるのだろうか。
"スポンサーを擁し、刺激的で飽きない作品をプロデュースしつつ視聴者を稼ぐ"という壮大なマスメディアの仕掛けが、回り舞台が回るように「ゴロッと」変わってしまう日が遠からず来るような気がする。
スマートTVは図らずも、現行のTVに引導を渡す存在になるのではないだろうかと思うのである。


LG、スマートTVを日本投入 22〜55インチ
韓国LG電子の日本法人は9日、インターネットにつないでいろいろできる「スマートテレビ」を6月に売り出すと発表した。リモコンで画面を指すだけで映画やツイッターなどを楽しめる。
 22〜55インチの品ぞろえがあり、店頭の想定価格は55インチが42万円前後。想定価格は日本メーカーの液晶テレビの2倍近くにしていて、「機能面を評価してもらえるはず」と強気だ。
 LGは液晶テレビの販売では世界2位。スマートテレビのデザインは、大型の55インチでも画面の周囲の縁が4.9ミリしかなく、すっきりしている。付属の「マジックリモコン」は数字のボタンがなく、画面に向けて横に振ればチャンネルが変わる仕組みだ。
 ネットにつなぎ、映画を配信している「TSUTAYA」などのサービスを受けられるほか、LGが独自に配信する韓流アイドルの映像や300タイトルの3D映像も見られる。