藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

学校で教わらなかった話。

日経ウーマンより。
こういう「夫婦のマナー」のような話。
こうしたことは、学校できちんとカリキュラムを組んでおくべきではなかろうか。
本気で。

日本の夫婦は、(今の人はずい分違うけど)あまり愛情表現をはっきりとしたり、感謝の気持ちなんかもあまり言葉にしないことが多かった。(また東京はそうでもないようだけど)
自分の育った家庭も「言わずもがな」のような雰囲気で、積極的に気持を表すような場面はあまりなかったように思う。
そしてそうした「躾」は、そのまま自分の振る舞いになってしまった。

仕事のお客には何の躊躇いもなく、また「相手がどういう気持ちか」を反射的に考えているような感じがあるが、どうしたことか。
親しい人との間では常に「言わずともいいだろう」という、非常に尻込みした発想になり、それが非常に美味くない。

これこそ「7つの習慣」よろしく、なっかなか直らない。(嘆)
結婚式の誓いの言葉、とかも(詔だったか)棒読みもいいところで、あんなもの儀式でしかないと思っている。(いた)
いっそのこと家族関係も仕事なのだ、と思えばいいか、と先輩にこぼしたところ、「オレは家でも接待をし続けているよ」とのご明答。
賢い人は知っていたのだ。とほほ。


離婚する夫婦、続く夫婦はどこが違う ハッピー関係続ける「魔法の言葉」
2012/10/17 6:30ニュースソース日本経済新聞 電子版
 同じように愛し合って結婚したはずなのに、離婚することになってしまった夫婦と、ずっとうまくやれる夫婦。いったいどこが違うのだろうか?
 Re婚カウンセラーの鈴木あけみさんは、「長く愛される女性の共通点は、夫に感謝の気持ちを言葉で伝えていることです」と話す。そして、家庭がうまくいく条件として、妻が夫を褒める、会話を大切にする、相手を気遣う言葉を掛ける、という3つを挙げた。日経WOMAN誌の読者アンケートでも、「夫と会話する時間」の項目で、ハッピー婚夫婦はガッカリ婚夫婦よりも会話時間を多く持っている結果が出ている。
 「『気持ちは言わなくても伝わるはず』という人もいるでしょう。しかし、分かっていても、プラスの言葉を掛けられると人はうれしくなるし、言ってくれた相手を大切にしたいと思うのです」。実際に、夫から離婚を切り出された妻へのカウンセリングに、「とにかく褒めること」と指導している鈴木さん。
 「実践した女性からは、夫が明るくなった、優しくなったというだけでなく、夫が昇進したなど、夫婦関係以外にもいい影響があったという報告をたくさん聞きます」(鈴木さん)。これは、夫婦間だけでなく、彼や気になる男性との間でも同じこと。自分からまず、相手を喜ばせる言葉を掛けることで、長く愛される女性になれるのだ。
 相手を褒める、いたわる言葉面倒くさいと思う人もいるかもしれないが、「普段はいたわりの言葉を掛けることで、いざというとき、厳しく叱る言葉が響きます。言葉で相手を“のせる”ことは、家庭生活をコントロールすることにもなりますから、自分のためと思って続けてください」(鈴木さん)。
 以下ではパートナーがずっと大切にしたいと思う女性になるための会話術のポイントを教えてもらった。
【パートナーに大切に思われる3つの条件】
相手の変化に敏感
 食欲がないなど、相手の変化に気づき「体調が悪いの?」など声を掛けて。不調だけでなく、機嫌がいいときにも「いいことがあった?」と聞いてみよう。

小さな会話を大切にする
 「おはよう」「おやすみ」などの日々の挨拶を大切にする。「お財布を忘れちゃった」などささいな事件でも、報告することで会話が増え、関係が円満に。

褒め上手!
 手料理を「おいしい」などと直接褒めるだけでなく、ホームパーティーなどで「いつも優しい」と、パートナーの前で友人に話すのもいい。感謝の言葉も素直に伝えよう。
“プチモンスター”予備軍になっていない?
 夫を無視する、悪態をつく、常に不平を言うなど、妻が「プチモンスター」化することで、離婚する夫婦が増えている。「驚くのが、ほとんどの女性は自分に落ち度があったと思っていないことです」。あなたも知らないうちにプチモンスター予備軍になっているかも? 下の中にチェックが付く項目があれば、改めるように努力してみよう
カップルさんもシングルさんもチェックしてみよう!
□ 家事が好きではない
□ つい文句やグチが出てしまう
□ 一方的にしゃべりがち
□ 金遣いが荒い
□ 不機嫌そうと人から指摘されることがある
□ 困ったときはすぐに親に頼る
□ 好きな人の行動は管理したい
□ 家事は50/50で分担しないと気がすまない
□ セックスが嫌い
□ 夫が帰ってくる前に寝ても平気(だと思う)
〜言葉掛けひとつで気持ちが近づく! パートナーに掛けてあげたい言葉集〜
さわやかな気持ちになれる言葉を
朝、出勤前
「おはよう、よく眠れた?」
「すっきりした顔をしてるね」
「あまり無理しないようにね」
 朝、仕事に出かけるのが憂鬱という人も少なくない。だからこそ、元気になるような言葉、気遣いを感じる言葉を掛けると、優しさを感じるはずだ
 
一日の緊張から解放してあげる
帰宅時
「電車混んでて大変じゃなかった?」
「今日もお疲れさま!」
「あなたの好きな○○を買っておいたよ」
 一日の終わりはストレスと疲れでいっぱい! 笑顔で温かい言葉を掛けて、癒やしてあげよう。一緒に住んでいない相手には、帰宅時間にメールをしてもいい。
 
一緒にいるのが楽しくなる会話を
夕食を取るとき
「今日は仕事、どうだった?」
「好きな人と食べるとおいしいって、本当だね」
「あなたの好きなメニューを考えたの」
 食事によって男性の満足度はアップ。家で食べるときだけでなく、外食時でも、楽しくなる言葉を。相手の話を聞く問いかけも、会話が弾む。
〜「してほしい」を伝える魔法の言葉〜
 「掃除して!」などと命令にならずに家事をお願いするにはどうしたらいいか? また、照れくさくて言いづらいお願いを伝える方法を知ろう。
家事をやってもらいたいとき
「私のやり方とどう違うのかしら? あなたのほうがうまいわ」
「やっぱり男の人がやると違うね」
「ありがとう! ここまでで十分よ」
 「やって!」と頼むのでなく、男性が率先してやったときに、すかさず褒めて自信をつけ、やる気にさせよう。感謝の言葉も忘れずに。逆に、家事のやり方に文句をつけると、やる気をそいでしまい、次からやらなくなってしまうので絶対にNG
 
恋人気分を取り戻したいとき
「たまには一緒におしゃれして出掛けたいな」
「結婚前(付き合い始めのころ)、○○に行って楽しかったよねー」
「手をつないで歩いてもいい?」
 男性も、自分の妻や恋人を自慢に思いたい。「おしゃれをして出掛ける」というのは、いいきっかけになる。また、2人の楽しかった時期をたびたび思い出すのも有効だ。実際に出掛けるときは、手抜きせず、おしゃれと化粧をすること
不満ワード→褒めワード変換辞典
 つい相手の欠点を指摘してしまう…。そんな人は、不満ワードを褒め言葉に置き換える努力をしてみて。変換の仕方は下を参考に。欠点を長所に言い換えるうちに、思っていたほど大したことがない欠点だと感じるようにもなる。
褒めワード不満ワード男らしい←偉そうよく気が付く、繊細←細かいしっかりしている←ケチかわいい←子どもっぽい甘えん坊←だらしがない運がいい←努力しない私に任せてもらえる←決断力がない慎重←優柔不断浮気していない証拠←出不精寡黙←話をしない照れ屋←「ありがとう」を言わない仕事や趣味で時間が足りない←あまり家にいない(会ってくれない)洞察力がある←文句が多い
出典:『夫の年収を2倍にするほめ言葉』鈴木あけみ著(徳間書店
この人に聞きました
鈴木あけみさん
 Re婚カウンセラー。オフィスベル「夫婦・離婚問題相談室」代表。「シングルマザーにならないで! 」「STOP!離婚」を信条に、年間1500件の離婚カウンセリングを行う。著書に『婚勝アドバイス 離婚相談3800件に見る「ダメ男」47タイプ』(ハート出版)などがある。
(日経ウーマン 岸本洋美)
[日経ウーマン2012年7月号の記事を基に再構成]