藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

次の覇者。

先日の日経誌にも日本のログバー社が「指輪型デバイス」でコンピュータを操る特集があったけれど、どうやらタブレットの次の世代は、「そんな世界」になりそうである。
思えばキーボードだけの時代、マウスの時代、それぞれが三十年ほどづつであっただろうか。

ここ最近は日本もアメリカも、そうした新しい入力インターフェース機器の報道が目立つ。

アップルなど各メーカがベンチャーの開発企業を買収する、という例が多く、これからの基礎技術の開発、というのは「超大手+有能ベンチャー」というのがスタンダードになるようである。

思えば、この構図は製薬メーカーの創薬に似ている。
製薬の世界はITに先んじて「新薬開発の負担が巨大」になり、すでに世界の名だたる巨大メーカにしか新薬開発の機会はなくなっていた。

技術が優れていても、それを今のネット社会で「普及製品にするまでの負担」は、(特に製造分野では)新規参入は難しくなっている。
また逆にアプリ・プログラムの世界は、極小の企業でも一気に普及することがあるのが特徴的で、これからの世界で勝負するにはそんなことを意識して新製品開発に当たる必要がありそうである。

画期的な発明、というのはいつの時代も難しいものである。

http://www.bbc.co.uk/news/technology-25230817

Ultrasound device helps make virtual objects 'feel' real6 December 2013 Last updated at 16:42 GMT

Controlling devices by using gestures, pushing virtual buttons or moving virtual objects often means your fingers do not connect with anything in the air.

But this lack of tactile sensation has been solved by a device which uses ultrasound to make a particular point in space vibrate - if a user's finger touches this point a buzzing sensation can be felt.

The creators of the device hope the technology might allow people to feel different temperatures, different materials or even pain.

Spencer Kelly finds out more.

Watch more clips on the Click website. If you are in the UK you can watch the whole programme on BBC iPlayer.

タッチの次はジェスチャー入力 買収・開発競う米IT
2013年12月8日13時51分
【ニューヨーク=畑中徹】米IT大手が、身ぶりや手ぶりで情報端末やゲーム機などを動かす技術を競っている。研究開発の対象は自動車の機器類にまで及ぶという。いろいろな道具や装置が、ジェスチャーで動く日が近づきつつある。
 アップルは11月、イスラエル企業「プライムセンス」を買収した。身ぶりや手ぶりを認識する3次元(3D)センサーに強い会社だ。アップルは詳しい説明をしないが、スマホタブレットジェスチャー入力が採用される可能性が取り沙汰されている。
 アップルは指紋認証の技術を持つベンチャーを昨年買収し、この秋投入したスマホ「iPhone(アイフォーン)5s」に採り入れた。ジェスチャー入力は「開発中とされる『次世代テレビ』に搭載するつもりではないか」との観測も出ている。
 3Dセンサーの技術ではマイクロソフト(MS)が先をいく。ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」に2010年、ジェスチャーで操作する新技術キネクトを搭載した。もともとは、アップル傘下に入ったプライムセンスの技術だ。11月に発売した最新の「Xbox One(ワン)」では、心臓の鼓動まで把握するほどに性能を高めた。日本では手術室でもキネクトが使われている。
 MSは、自動車の中でさまざまな機器をジェスチャーで動かす技術を開発中だとされる。ゲームという「バーチャル」から、車という「リアル」に、ジェスチャー入力が広がる可能性がある。
 IT大手がしのぎを削るのは、「次世代の操作方法の主導権をとれれば、製品の競争力が高まる」(米アナリスト)からだ。その典型はアップルが普及させたタッチパネル方式。ボタンではなく、画面に触れたり、なぞったりして動かすiPhoneは、携帯(スマホ)で後発だったアップルが一気にシェアを広げる力となった。ジェスチャー入力も、そんな力を秘めるというわけだ。
 業界の動きは激しい。グーグルは10月、身ぶりや手ぶりを認識するソフトを開発する米ベンチャー企業を買収、インテルも7月、パソコンをジェスチャーで操作する技術で知られるイスラエル企業を買った。パソコン大手ヒューレット・パッカード(HP)は、米航空宇宙局(NASA)出身者らがつくった米ベンチャーの「リープモーション」と提携し、手の動きを感知してパソコンを操作する技術の開発を急ぐ。キーボードどころか、画面に触れることもなくなる技術だ。