以前人生のバランスシートという話を書いたことがある。
今でもよくそんなことを考えるのだけれど、更に「心のバランスシート」ということが気になっている。
心の資産。
心の負債。
心の資本。
心の期間損益。
心の増資とか。
例えば心が債務超過とかになると、ちょっと危険なことが起こるかもしれない。
心が破綻する前に、再生することも大事だろう。
一年に一度心の決算をしてみるとか、あるいは月次とか日次でも「一日の締め」をしてみるのは自分自身を俯瞰してみるのに有効かもしれない。
会社のバランスシートには、固定資産や負債などを簿外にして軽くする"オフバランス"というのがあるけれど、心の中も重くしたり軽くしたりということを考えてみてもいい。
得体の知れない不安とか閉塞感とかを、はっきりと目に見える形にできれば心理的にはずい分楽になるものだ。
自分のこれからは、心の資産は増えるだろうか。
溜まった資産は有効に利用できるだろうか。
資産は溜まっても、「心の資本」とは何だろうか。
自分自身が持つ価値観とか、教養のようなものを指すのだろうか。
年を取って行く中で期間損益ってどんな意味があるのだろう。
ちょっと比喩的で面白いテーマじゃないだろうか。