藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

距離の克服。

五年前、楽器店が海外と映像と音声を高解像度でつないで「音楽の公開レッスン」を開催していた。
音と映像が「限りなく肉眼や肉声」に近づけば、空間の差というのは埋まるのかもしれないな、と直感した。

今その五年まえの環境が家庭に普及しつつある。

都市部でもネットで通院する傾向が出てきたという話。
【Interview】もう通院を先延ばしにしない!『エストドック』スマホから診療予約 | Techable(テッカブル)
そもそも医療や診断などでは「対面」が何よりも「リアルな患者」を認識する方法だったからごく自然に皆そうしていた。
ただし風邪をひいていても病院には出向かねばならないし、専門的な症状だと専門医にかからねばならないこともある。
画像通信がさらに発達すれば、もう触診すら実際に対面する必要は無くなるだろう。

完全に「距離の概念」がなくなる世界はそう遠くない時期に来るかもしれない。
もう限界に見えるITの真価が「なんの、まだまだこれからだ」とすれば色々と明るい将来も思い描ける。
久しぶりにそんな想像をしてみたり。