藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

マッピング。

地図に必要なものは、何と言っても正確さだろう。

多少縮尺が違っているくらいは問題ないけれど、位置関係が間違っていたり方角が違っていたりすると、たちまち路頭に迷う。

ジャングルなら死活問題だ。
自分の「仕事の地図」とか「人間関係の地図」とか「人生の地図」を作る時にはそういう所を間違うと、地図そのものの品質が下がる。

さらに重要なのは「方向と目的地」である。

これって(海賊の船出じゃないけど)「まだ見ぬお宝を探す」という感もあるから、明確な目的地がなくてもせめて方向は間違わないようにしたいものだ。
「過去のこと」は多少間違いがあっても(多分じっくり眺め返すのは老後だから)いいけど、知らぬうちに沿道の街やら旅籠やらに魅せられて、大きな寄り道をすることにも気をつけましょう。
(自分の過去を見て勉強になるのはそこかもね。)

私の場合、自分の程度なんかも考えて「ありゃ大失敗だったなぁ」というのはあまりないけれど、それって逆に言えば「ちゃんと焦点を絞ってないなぁ」ということの裏返しに見える。
これも大きな後悔の一つです。
ご参考まで。

つまりは何でも「地図を使った目的地探し」なわけで、仕事とか友達とか、異性とか結婚とか老後とか。
多分自分たちはこれからも何種類かの地図を使い分けながら生きていくことになるんだろう。

ちょっと積極的にそんな「地図のイメージ」を膨らませてみてはどうだろうか。