藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

二生の時代

*[次の世代に]健康の義務。

自分たちは間違いなく史上「もっとも長生きする時代」に生きている。

ほんの300年前の寿命は40歳だというから、リアルに「丸二人分」自分たちは生きていることになる。

「一身にして二生を経る」を地でいっているわけで、自分たちがこれまでは誰も経験したことのない、「長生きの過ごし方」について考えるのは歴史上初めてのカテゴリーなのだ。

 

本格的な長生き時代になって、やれ老後資金がどう、終活がどう、と喧しいのはみんなが「初めてのこと」に接してみて少々戸惑っているのを、マスコミが記事にして騒いでいるだけなのだと思う。

 

けれど現実には、定年してから30年とか40年を過ごす時代には、これまでとは違う注意が必要なのは疑いがない。

健康管理も重要なポイントで、生活習慣が悪いと「健康寿命」が短くなって、周囲に負担がかかってしまう。

自分が年老いた時には、それはなるべく避けたいものだ。

 

日本の制度は手厚く、また国民も結果的には優しい(?)から、多分ライフラインはなんとかしてくれると思うが、これから老いる身としては「後世に負担をかけずに老いる」ことを考え、実践していく責任があると思う。

 

「栄養と運動は、爺さん婆さんの自己管理で」という時代になってきている。