藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

異種格闘技戦。

同じ分野で、同じ練習方法で、同じ相手と練習すること。
これは大事だろう。

けれど「異分野」で「まったく知らなかったやり方」で、「初めての人」と練習する。
と、びっくりするくらい色んなことに気づく。

ということは、予め「そういうこと」を想定していた方がいいのじゃないか、と最近思う。

自分の知った業界で、大手から零細、個人のピラミッドの中で考えることと、「ど素人」が何かを思いつく時の恐ろしさは格別だ。

イノベーションってひょっとしてそういう風にして起こってきたのではないだろうか。

業界の人が「当たり前」で「習わしとか因習とか」で片付けてきていることを、いい意味で揺るがすような。
そんなのが自分たちの住んでいる「実務の世界」なのではないだろうか。

勉強することもいいし、ケーススタディも無駄ではない。
けれど「実戦なき水練」はちょっと虚しい。
めちゃくちゃ小ちゃくても「何かリアルな世界」を持っているべきだと思う。

耳学問だけでチャレンジした恋愛は、まず間違いなく失敗したじゃない?
あれと同じことだと思う。