藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

先人の景色

*[次の世代に]成功者から学ぶこと。
成功者の話を聞き、著作を読んでも成功者になることはできない、と思う。
これまで数々の読書を通して、間違いなくそう思う。(断)
無限にあったはずの成功者の軌跡の「たった一つ」を後からなぞっても、自分の経験値にはならないのだ。
 
では得るものがないのかというと、そうでもない。
ビジネス交流会などでは、しばしば成功している人に会えるものだ。
それは「その先の気持ちが聴ける」ことである。
学生時代に、社会人になってもっとお金が稼げればなぁと想像していた時には、その先を想像することはなかなかできなかった。
で、社会人になったら、上司や社長の様子を見て将来を推し量ることはできても、それは自分のいる業界の狭い範囲の景色でしかない。
 
異業種の、それも成功者の人たちと話をすると「その先」を知ることができる。
お金を豪快に使う人、次の新規事業を着々と考えている人、全然違う分野に進出しようとしている人など、何かの分野で一角の成功をした人の「その先」が見えるのはまるで未来の視点を得ているようなものである。
 
上場した創業者の心境は。
業界ナンバーワンの会社の社長さんは。
気鋭のベンチャービジネスの若手経営者は。
色んな活躍する人の「その先」に注目したい。