藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

肉体労働から離れたら。

それにしても、どう考えても産業革命以降、もっと身近で言えばコンピュータの普及によって「人の仕事」は減る一方だ。
人は単純労働からはどんどん解放されているし、これからも「人じゃないと」という業務や作業は、ひたすら自動化されていくだろう。
AIが人の仕事をなくす、というのはちょっと扇動的な言い方に過ぎず、「だから人は楽になっていく」ということに尽きると思う。

今に始まった事ではないし、それが極端に進んだらそれは結構なことだと思う。
人が機械とソフトの自動化によってほとんどの労働から解放されるとしたら、いよいよ「そこからが人の出番」だろう。

地球外に何かを求めるのか、
地球そのものに何かを見出すのか、
人の共生を「国や宗教や民族」にどう見出すのか。

今の自分たちは「働きながら」「より豊かに(あるいは飢えないために)なるために」という発展途上にあるのだろう。

今までの過去数千年、決して実現しなかった「対立の調整」とか「全体の調和」にいよいよ本格的に挑む時代が来ると思う。
人類の夢、はそんなところにあるのだと思えばちょっと素敵じゃなかろうか。

仕事がなくなる、とかいうのは変化を嫌う「心の老化」に違いない。