藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ソフトウェアのように。

*[次の世代に]趣味発、やりたいこと。
日経MJより。
(いわゆるご本家の)ソフトウェアのアップデートには感心しないものも多いが、いろんなものがアップデートされている、というお話。
会社で働く制服とか、ドレスコードとか、喫煙禁止とか、そもそもオフィスワークは必要か、とかいろんなところで変化が起きている。
 
だいたい官庁とか金融機関とかの「お堅い業種」が変化したら、アップデートは一巡、終了だ。
ソフトウェアの世界は多少の不具合を抱えたままリリースし、ユーザーの反応を見ながら仕上げる、という悪癖が常態化しているが、スピードと利便性にはかなわない。
そんな感覚を自分の「キャリア」に重ねて見るのは面白い考え方だ。
よく「キャリアチェンジ」「キャリアアップ」という言葉を使うが「キャリア・アップデート」というのはどうだろうか。
足りないところや、伸ばしたいところを少しづつ足していく。
時には大きなアップデートもあるかもしれない。
 
「仕事のスキル」からキャリアを伸ばすという発想よりは「自分の趣味嗜好」からアップデートを考えて見るのは楽しそうだ。
肩肘はらずにできることを考えよう。
 
 
#KuTooに共感 会社の風潮<自分の生活
2019年4月25日 21:30
#KuTooに共感 会社の風潮<自分の生活
「#KuToo」というハッシュタグSNS(交流サイト)で広がっている。女性が仕事でヒールの靴を履くのをマナーとする風潮に異議を唱える運動だ。セクハラを告発する運動「#MeToo」に「靴」と「苦痛」がかかっている。
スニーカー通勤は若い世代に広がりつつある
今回、仕事観についてミレニアル女性に話を聞くと、この運動に共感を唱える声が多く上がった。「ヒールは辛い。我慢して履き続けたら生産性が落ちる」(26歳)「なぜ女だけ?」(25歳)。脚を長く美しく見せてくれるヒールが大好きという女性も多いが、「マナーと強制する雰囲気」に不快感を抱く。
ただ、新世代だけあって「そんな会社なら辞める」という発言も少なくなかった。つまり「ライフスタイルに合わない会社では、働きたくない」(26歳)のだ。
こうした声を反映するように、彼女たちの間で流行っているのが「スニーカー通勤」。健康志向もミレニアルズの特徴の1つだが、歩きやすさに加えて、ファッションのトレンドの変化も理由だ。今はカジュアルなスタイルが人気を集める。
春先であればゆったりニットにオフィスパンツ、足元にはスポーツブランドの白や黒のスニーカーを合わせれば、オフィスカジュアルが完成する。インスタグラムには「#スニーカーコーデ」のタグ付きで、参考となる写真が数多くあげられ、女性誌でもたびたび特集が組まれる。スーツ必須の会社で働く女性からは、通勤用と靴を分ける話も聞いた。
男性にもスーツにリュックやスニーカーを合わせるスタイルが人気だ。
もう1つ、ミレニアルズに顕著なのが、副業への関心の高さだ。ジャパンネット銀行が2018年6月に全国の18~25歳300人に実施した調査によると、「副業をしたこと/してみたいと思ったことはあるか」との問いに70%が「ある」と答えた。理由は「収入が増える/安定する」(73%)「趣味や好きなことを仕事にしやすい」(46%)が多い。
周囲のミレニアルズからも話をよく聞く。例えば企画会社で働く女性(28歳)は飲食店のメニュー開発やレストランのプロデュースを手伝っている。「趣味を生かせて楽しいし、本業とは違う出会いもあり、モチベーションが高まる」という。
IT企業で働いていた男性(26歳)は、趣味でカメラの撮影・編集をしていた。周囲に話すとイベントの撮影などをよく頼まれるようになり、カメラの収入が本業を上回るまでになった。3年目で会社を辞めフォトグラファーになったという。
趣味の副業で実績を積み、ゆくゆくはフリーへ。こうした働き方に憧れを抱くミレニアルズは多い。1つの会社に一生勤め上げるという意識は薄く、自分の興味に合わせて常に仕事をアップデートしていく感覚が強い。
ここから見えてくるのも、ファッションと同じく「自分のライフスタイルに合った働き方をしたい」という価値観だ。ちなみにブラック企業が何かを尋ねたら、ある女性は「今は働き方改革でどの会社も働きやすくなっているから……」と前置きした上で、「ライフスタイルに合わない会社が、その人にとってのブラック企業」との答えが返ってきた。
(ブームプランニング社長 中村泰子)
[日経MJ2019年4月19日付]
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