藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

コロナ自粛で思うこと(2)

*[ウェブ進化論]だから今考えてみる。

日々忙しくしていると「そもそものこと」について考えることは少ない。

例えば「なぜ今の仕事をしているのか」とか「今の家族と将来どう過ごすのか」とか。

そんなことを立ち止まって考えていられないくらい現代は忙しいのだ。

(では石器時代の人たちはどうだったろうか。案外忙しかったのではなかろうか)

高度成長期の先輩たちに聞くと「そうした疑問は全く抱かなかった」と聞く。

で何が言いたいか。

 

つまり今のような緊急事態が起きると、日常の行動が「突然止まる」。

平常時の生活サイクルではありえない原因で「経済が止まっている」のが今だ。

そして仕事が止まると(ようやく)自分たちは考える。

そんな貴重な機会が今なのではないだろうか。 

明日のこと、今月のこと、今年のこと、三年後のこと…といつも追い立てられているのが今の社会のような気がするが、それが「いったん停止」になっている。

今就活中の学生さんも、三・四十代の働き盛りの人も、五十〜六十代の人もこれを機会に「ちょっと待て」と発想してはどうだろうか。

自分のこれまでとか、高齢の人のこれからとかを立ち止まって考えてみる。

別に過去を否定するのではなく、あくまで「これから」について考えてみて、ちゃんと「やりたいことになっているか」を確認する絶好の機会にするのだ。 

最近、長年マスコミにいて「自分は何もしなかった」という人の話をよく聞く。

一番身近な自分の人生を、改めて何に使うのか考えてみるのが今なのではないだろうか。