藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あいまいが本質

*[次の世代に]思考は十分に。
「ビミョー」とか「ナゾ。」とか「ムリ!」とか。
若い人の表現力とか言葉の使い方は実に面白い。
時代の感性の先取りというか「そうか今はこういう感覚の時代なんだ」と端的に分かる。
そしてそういう言葉を徐々におじさん達も使い出す。
ここ数年「刺さる」という表現をよく聞く。「若い世代に刺さった」とか「お客に刺さったな!」といった具合だ。

 それ以前は、プレゼンが「ウケた」とか「響いた」とか言ってたと思うが、確かに「ササる」の方がインパクトが強い。

時代とともに、言葉は短く、より誇張されていくようだ。
その代わりに「じんわりとしたニュアンス」は削ぎ落とされていく。
軽薄というとジジ臭いが何でも「短く、速く、直接的に」が好まれるらしい。
 
トランプ大統領は、メモ程度の物しか読まないそうだが、おじさんやリーダーたちまで本当にそうなってしまっては恐ろしい。
世の中は「右でも左でもないもの」で出来ている。
むしろそういう「ややこしいもの」に注目してもらいたいと思う。