藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

無限の選択肢

*[次の世代に]悩めど、自由。
若者の就職相談を聞いていて、どうしてこれほど「軸」がないのか…と不思議に思っていたが、何のことはない。
自分もそうだったことに気づく。(汗)
 
ところが違ったのだ三十年前は。
周囲の様子が。
勝ち組・負け組」などと言われ始めて、その後にバブル経済になって破裂した。
「どうもおかしいぞ」とみんなが言いながら"ド不景気"になったので誰もが事態を理解できなかったのだ。
「勝ち組はどこへ行った?」と。
 
そしてそれから平成の三十年。
かつての勝ち組は、実は「それほどの勝ち組でもなかった」ことが分かり、「そもそも人生に勝ち負けって何さ」とみんなが思い始めたのはつい最近のことだ。
 
旧タイプの価値観の中で、ある意味「それほど深く考えずに」定年まで走った人たちはともかく。
これからは「定型タイプ」を選択しない生き方が主流になるだろう。
つまり仕事とか結婚とか趣味について「自分で考えて選ぶ力」が必要になってくる。
これは自分たち世代にはあまりない能力だ。
苦しいけど自由な時代になったのだ。