藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

理念回帰

*[次の世代に]原因は頭。

仕事でも家庭でも「放っておいてうまくいかない」というのを経験した人は多いと思う。

というかほとんどの人が経験しているのじゃなかろうか。

あれって不思議だと思いません?

小中学校のクラスで、放っておいて"みんなが互いに真剣に学び合っている"なんてのは聞いたことがない。

先生が来ないと、大概漫画を書いたりワイワイ騒ぎになっているものだ。

会社でもそうだ。

チームの業績が放っておいてもグングン上がる、というのはあまり聞かない。

むしろズルズルと悪化していることが多いものだ。

家族だってそうだ。

放っておいて…云々

今考えるに、その理由は「理念づくり」の成否にかかっているのだと思う。

 こういうことをやりましょう、という前に「なぜこういうことをするのか」ということが上手く説明されていないことは案外に多いものである。

「そこ」が腑に落ちていないから、時間が経つうちにやる気は失せてただサボったり、批判ばかりしたりするようになる。

そして、何よりもそんなことに時間を費やしている当事者が一番気の毒だろう。

 

「こんな会社にしよう」とか「こんな家庭にしたいね」と昔に話し合った記憶はないだろうか。

"何か"が上手くいかないときには、その原因を探るよりも「そもそも」に立ち戻ってみることが必要だろう。

「自発」と「やらされ」で生産性は無限に違うものだ。