藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

シンプルに視る

*[次の世代に]プロセスの中心。

「フジノ。アホにできるのは早よやるだけや。」

と先輩から洗礼を受けたのは、社会人1年目のこと。

なるほど。

ルーキの頃こそ、まあ何も疑わず上司の指示に従うとか、ただ作業に没頭することができる。

けれどそのうちに「ホウレンソウの判断」とか「タイミングの判断」とかが求められてくると「リスク」とか「結果の成否」なんかを考えて、だんだん反射的には動けなくなってくるものだ。

特に「動きが遅い」ことで失うものは案外多い。

何事も「早めに動いていれば」ということはよくある話。

 

仕事のできる人は、往々にしてスピーディな人が人が多いが、ただ「考えずに動く」だけでも具合が悪い。

職種やポジションはどうあれ、その辺りの「一瞬、判断して、すぐに動く」というあたりがキモなのだと思う。 

巷に「思考術」とか「仕事術」のノウハウ情報は溢れかえっているけれど、突き詰めればシンプルな要素なのではないかと思う。

 

スピードは確かに重要だ。

一瞬考える。

やる前提で考える。

そして臆せず、(早く)やる。

失敗も含めて、その経験を次につなぐ。

 

自分たちの日常は、「そんなプロセス」で構成されているのではないだろうか。