*[次の世代に]プロセスの中心。
「フジノ。アホにできるのは早よやるだけや。」
と先輩から洗礼を受けたのは、社会人1年目のこと。
なるほど。
ルーキの頃こそ、まあ何も疑わず上司の指示に従うとか、ただ作業に没頭することができる。
けれどそのうちに「ホウレンソウの判断」とか「タイミングの判断」とかが求められてくると「リスク」とか「結果の成否」なんかを考えて、だんだん反射的には動けなくなってくるものだ。
特に「動きが遅い」ことで失うものは案外多い。
何事も「早めに動いていれば」ということはよくある話。
仕事のできる人は、往々にしてスピーディな人が人が多いが、ただ「考えずに動く」だけでも具合が悪い。
職種やポジションはどうあれ、その辺りの「一瞬、判断して、すぐに動く」というあたりがキモなのだと思う。
巷に「思考術」とか「仕事術」のノウハウ情報は溢れかえっているけれど、突き詰めればシンプルな要素なのではないかと思う。
スピードは確かに重要だ。
一瞬考える。
やる前提で考える。
そして臆せず、(早く)やる。
失敗も含めて、その経験を次につなぐ。
自分たちの日常は、「そんなプロセス」で構成されているのではないだろうか。