藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

心胆

*[次の世代に]逃げ切らない。

よく今の60代の人たちから「逃げ切り世代」という話を聞く。(ちなみに50代の人からはほとんど聞かない)

年金であれ高齢化であれ、そうした大きな諸問題を解決できぬまま"退場"というわけだ。

なんという無責任。

気持ちは分かりますよ、気持ちは。

ただそれを態度に出してはいけない。 

そんな言葉を聞いた若者はどう思うだろうか。

積極的に将来や後輩たちのことを考える気になるだろうか。

過去の「大人たちが作った制度や法律の過ち」に、本気で立ち向かっていく気持ちを持てる人は少数だろう。

年配者は自分たちの保護を主張せず、むしろ若者に決定を委ねる態度が必要になると思う。

誰が見たって保ちそうにない制度や財政を、そのまま借金しておいて"ホナさいなら"では後進がついてくる訳がない。

そんな方針を掲げる政党が出てくるのではないだろうか。

そしてそんな政治家を「年寄り」が率先して支持する覚悟が必要だと思う。

後輩にツケを回してはならない。