藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

これからの市場

*[次の世代に]市場の情緒。

人は、特に決断する上では「情緒的な生き物」だと言われる。

実際そう強く感じることも多い。

日常は「理性的に」と考えているにもかかわらず、実はその決断は「情緒」に囚われているのだとしたら、実に大きなギャップがあることになる。 

 

 日頃の自分たちの判断は、どれほど論理的だろうか。

それよりは「気持ち良い・気持ち悪い」で判断していないだろうか。

果たして「自分の決定」に反する意見に、どれほど勇んで"聞き耳"を立てられるだろうか。

 

「論理や理屈」よりも「情緒」が人の行動の理屈なのだとしたら、何事も「情緒」を中心に考え直す必要があるかもしれない。

「理屈」が先に立つのではなく、「情緒を優先するための理屈」がこれからは重んじられるような時代になるのだろう。

 

どんなに合理的に筋が通っていても「気持ち良くない」「好感が持てない」ものは受け入れられない市場になっていくような気がする。

けれど、それが昔からの元々の「市場」であって、とても人間的な気もする。

 

アマゾン・ゴーのような無人店舗と、べったりした「人対人」の市場とは、どちらが支持されていくのだろうか。

結論は面白いことになるのではないだろうか。