藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

因習から解放

*[日本のこと]雇用に、新しいこと。

人材紹介の仕事をしていて思うのは、日本の会社の「閉鎖性」のことだ。

外国籍の人や、少し年齢の高いシニア層に対してのハードルが驚くほど高いのだ。

実にもったいない。
特にメーカーに長くいたベテランや、インドや中国の工科大などを卒業した人の活躍先は本当にないものだろうか、と真剣に思う。

移民やビザの問題を云々する前に、日本の技術力の今後について考える必要があるだろう。

自分が今一度開発側になって、そうした優秀な人材を活かせないものかとすら思っている。

 

少子化、高齢化と問題ばかりは喧伝されるが、大事な対策については穴が空いているような気がして残念で仕方がない。

まだまだ「新卒採用/年功序列/定年制」の牙城は崩れていないと思う。

根っこには日本の「労働者雇用保護の法律」が横たわっているとは思うが、それが結果的には企業の「柔軟な成長」を止めてしまっている。

時代が昭和から平成、令和へと変わってきた中で、「雇用のあり方も変わるべき」と思って改革できる企業が「次の経営の常識」を作っていくのだろう。

 例年の新卒採用に、どこまで合理性があるのか。

早く決断できた"ユニット"に有利があると思う。

 

これって実は結構なビジネスチャンスなのだと思うのだが。