藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

アナログ価値の変遷

*[ウェブ進化論]時代の関心。

コロナ禍で「面談」という行為が全面ストップになった。

これで「通勤」とか「客先へ」という移動がほぼ必要なくなった。

今度は「なぜ直に面談していたのか」ということが俎上に乗ってきた。

「本当に会う必要はあったのか?」

「それは感覚的な問題ではなかったのか?」などという、いわば「これまでは問われることのない常識」だったことが改めて取り上げられているのはとても興味深い。

 「会うのが当たり前」「会わないと伝わらない」「face to face」という話がその実効性を問われ出した。

多分この牙城は早晩、崩れてしまうのだろうと思う。

 

そして事態は一気に「そちら」へと動き出す。

「会うと会わない」は一体何が違っていたのか。

お互いの表情の細かい部分の伝わり方が足りなかったのか。

音声のやりとりが十分でなかったのか。

自分たちが感じていた「場の一体感」とはなんだったのか。

 そんなことに技術のテーマが変わってきている。

そして、つまり「"そういうこと"が克服できれば、コミュニケーションの壁はなくせるだろう」という風に技術の焦点が向いてきたのだ。

こうなると解決されるのは時間の問題だろう。

 

「人対人」のアナログのコミュニケーションが、ほぼ完全に「デジタルで代用される」時代がくるのはもうすぐだろう。

それで、次の「次世代コミュニケーションの時代」がやってくる。

 

さらに新しいサービスが登場するのは違いなさそうだ。

楽しみな時代、と思うこともできる。