藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

常識と非常識

*[次の世代に]ゲームチェンジへ。

昨年の選挙以降「新しい資本主義」などという言葉が正式に現れ、どうもそれってコロナ騒動のおかげで登場したようだ。

それまでも、特に先進国でフツフツと湧いていた疑問が表に出てきたのだと思う。

資本主義とか新自由主義という言葉への疑問から、何か「目指すものが実は変わっているんじゃないのか」ということが表面化したのがこの一年だった、ということになりそうだ。

 

北欧のフィンランドが、学力の競争をやめたら世界一になったという話があるが、今までは常套句だった「競争」とか「自由」というのは今後は使い方に注意が必要なのじゃないかと思う。

「競争はなければならない」「あって当然」というこれまでの常識が覆る(というよりは"変質"してゆく)のだとすれば、

これからあちこちで起きるだろう「価値観のギャップ摩擦」については注意しておく必要があるだろう。

今でもまだビジネス書などに「レッドオーシャンからブルーオーシャンへ」とか「ナンバーワン戦略」などと表現されていたりするけれど、ああいう「アマゾンのビジネス書第一位!」みたいなものをウォッチしていればいいだろう。

 書籍の企画をする人は、世の中の流れにとても敏感だから「大規模書店に並ぶビジネス書のタイトル」は買わずに眺めておこう。

 

それにしても、書籍はともかくもう今の若者と話してみれば、もう結論は出ているようだ。

すでに彼らは「(経済)成長とか競争そのもの」に興味を持っていないように見える。

 

大人たちのこれまでの常識に惑わされず、自分のモチベーションを探す。

「世界に1つだけの花」はすでに咲いているようだ。