藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

妄想の意味(1)

*[ウェブ進化論]妄想の森とか。

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN(佐宗邦威著)

佐宗さんの"デザイン思考"についての本に「妄想のアトリエを作る」という表現がある。
本を読んでからずっと気になっていたのだが、具体的に手を動かすという指示もあったけれど、あえて「自分の妄想ってなんだろう」と考えだす気にはならなかったのだ。

自分は画才がなく、どうも「作品を育むアトリエ」というのはピンとこないけれど、散歩する「妄想の森」という風に考えてみた。

どうもこの「妄想」というところが重要なようで、「夢」とか「希望」というほど遠く大げさでなく、けれど「今月の目標」とか「事業計画」とかいうリアルなものでもない。

でそもそも妄想ってなによと。

妄想(もうそう/英: delusion)とは、その文化において共有されない誤った確信のこと。

そんなことらしい。

だから「妄想のアトリエ」というのは、他の人たちに言ったら笑われたり否定されたりしてしまうけれど、「自分だけで密かに企んでいること」という感じになる。

この「共有されない誤った確信」というのがミソで、今の時代この「誤った」というのが「実は誤ってなかった」ということが頻繁に起きる。

コロナ騒動が最近の典型例だろう。

 

つまり"今正しいこと"を追いかけてばかりではいけないのだ。

(つづく)