藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

頭打ち

*[次の世代に]失敗を棚卸し。

何かが上手く行った時の記憶というのはほとんど残っていない(うまく行ったことがないのかも--;)けれど失敗したことは覚えている。

割合鮮明に。

自分も場合、仕事でいえば

1.「市場調査」をしなかったため失敗した。

もともとそれほどのマーケットがなかったところに手を出した。

「上手くいきそうだという思い込み」は、目を眩ませる。

2.事業の「一番困難な点を知らなかった」ために失敗した。

大抵は「そもそもマーケティングを本気で追求していない」ことが原因で、そこを適当に「ネットで広告すればなんとかなるやろう」とサラッと通り過ぎてしまい、いざ始めてから長く業績不振に沈んだ。

草の根を分けてでも、必ず顧客を増やせる確信がないと出だしてつまづく。

3.撤退できないことを考えずに失敗した。

撤退が一番大変だ、とはよく聞くなの話だが「固定費がカバーできない」とか「資金が途絶える」などの時は、スタッフの士気も下がるし実にやるせない。

他人の失敗例を自分に置き換えて想像する作業が欠かせない。

こうして見るとビジネスの基本書に書いてあることばっかりで、何一つ目新しいことなどない。

 

いくら分かったつもりになっていても、凡人は頭を打たなきゃ分からないのだ。