*[ウェブ進化論]ほぼ日から始まっていること。
糸井重里さんがいよいよ本気のコンテンツとしてリリースしているほぼ日の学校。
これを見ていて、実はこれが「シニアソーシングの始まり」だと気がついた。
以前から「定年退職するシニアのスキルとか経験とかを利用しない今の社会はもったいない」と言ってきたけれど、その活用の一つの具体化が"ほぼ日の学校"である。
もちろん忙しい現役世代の人にも登場願っていいと思うが、これほど「シニアの円熟味」が生きる舞台もないに違いない。
youtubeではなく「学校」になっているところも、どこか秩序があって背筋が伸びる。
分野を問わず、「突き抜けたスキルや知識や経験」をご当人が生で講義するわけなので、これがいずれ「永遠のwebコンテンツ」にならないわけはないだろうと思う。
それはともかく。
自分は
高齢者の活躍、いわゆる「シニアソーシング」でのメイン分野は『1.教育』『2.相談』『3.専門知識』ではないかと思っている。
ほぼ日の学校はやはり「教育」の分野で、世の中の学問の面白さを「あらゆる達人を招いて」表現しているのだと思う。
ここから「その世界」に飛び込む生徒がたくさん出るだろう。
そして科学技術やあらゆる一般教養の「専門知識」もシニアの大きな舞台である。
反対に、今の世の中は「深い専門知識」を湛えたシニアが、そのまま現役を引退して消えてゆく、ということが普通である。
専門知識を映像にも残し、ずっと後世に伝えることもシニアの大きな役割になるのに違いない。
(つづく)