藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

シニアのミッション(2)

*[ウェブ進化論]相談こそシニアに。

ほぼ日の学校が「シニアによる教育コンテンツ事業の先駆け」だという話の続き。

自分はシニアのこれからの役割は「教育・知識・相談」にあると思っている。

で一番役に立つのに利用されていないのが「相談」ではないだろうか。

自分たちはシニアの「生きてきた経験値」をそのまま見過ごしてしまっている。

いろんなシニアたちが、数えきれない「いろんな経験」をして、そのまま引退して社会から離脱してゆく。

それはこれまでは当たり前だった。

 一方で、社会は豊かになるけれども技術革新が進み、「自分の居場所」を見出せない若者(現役世代)はこれまでになく多いようだ。

"付加価値"とか"生産性"とか"DX"とか"エビデンス"とか"ロジック"とか言われて、「これまでを否定されたような」感じを抱いている人は多いだろうし、そうした人はこれからますます増えていくだろう。

 

例えば「進学校に進む」ということに懐疑的な空気が強い今、高校に進む若者たちは一体何を目標にしているのだろうか。

そんな心境の相談に最適なのは、まだ若い親よりも「シニア」が一助になるのではないだろうか。

 

何せ失敗も成功も体験したり、見知っていることも多い。

それに親子のように「贔屓目で目が眩む」ということもない。

ただ若者に「自分の経験から思うこと」を話すだけで十分ではないだろうか。

 

正解かどうかということが問題なのではないのだから。

若者の悩みに共感し、時には厳しい意見も言う。

そんな大事な仕事が、これからのシニアには期待されていると思う。

 

そんなプラットフォームを作るのが自分のミッションなのかもしれない。