*[7つの習慣]まず成功を思わないこと。
以前"終わりを思い描くことから始める"に倣って「失敗を前提に始める」という話を書いたことがあるが、その続き。
新しいことを始めるときに「一度は失敗し、そしてさらに立ち上がる」というあたりまでを事前に想像できると、うまくいく確度が上がるだろうという主旨だったが、ようやく最近分かってきたことがある。
それは「大抵の新しいことは、最初はうまく行かない」という大原則である。
世の中には成功した人に注目した記事や書籍が溢れているが、"抽象化の眼"で見てみると、最初から「なんとなく何かを始めて、そのまま苦労なく大成功!」という話は一つもない。
なんとなく始めた人は、それから「何のための仕事か」ということに悩み、スタート地点に戻ったりしている。
強烈な欲求や動機に基づいて事業を始めた人は、その動機の共有や維持に問題を感じたりしている。
そして途中で「ひっくり返るほどの失敗」を経験している人の方が多いのではないだろうか。
そしてようやく分かってきた。(苦笑)
何か新しいことを手がけるのなら、それは恐らく「三年くらいは」うまくは行かない。
自分の体感では三年くらい続けて「ようやく見込みがあるのかないのか」がはっきりしてくると思う。
そしてそこからが問題だ。
(つづく)