藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

日次診断

*[ウェブ進化論]細かく注意して。

「今一番大事なものはなに?」と訊かれたら何と答えるだろうか。

若い人ならお金とか友達、とかだろうか。

それが50歳以上の人なら恐らく「健康」とか「家族」などと答えるだろう。

(昔の大人たちは平気で「それは不動産!」とか答えていたのだ)

それはともかく。

 

それでいて、自分たちは普段から健康にどれほど配慮できているかというと誠に怪しい。

健康な人ほどこれまでの経験から、案外不養生だったりするものだ。

けれどどんな病気や症状にせよ、"失ってからの後悔"は実に大きい。

「それなら平生にもう少し注意しておけばよかった」という話は実に多いものだ。

 

健康診断は年に一回あるけれど、あれは年に一回だから「ヨシ、今週は月曜日の健康診断のために禁酒しよう」ということになるのだろう。

気持ちはよくわかるが本末転倒である。

だから、健康診断は毎日して、その結果を毎日フィードバックするようになればいいと思う。

「昨日のあなたの数値はマイナス0.1です」

「今週のあなたの数値はマイナス1.0です」

「このまま6ヶ月過ぎれば投薬が必要になります」

そして6ヶ月後に

「後6ヶ月このままにすれば手術が必要になります」と言われれば、さすがにそこで態度は変わるだろう。

そしてそのうちに「昨日のあなたの数値は…」と言われたら、すぐに気をつけるようになるのではないだろうか。

 

人とは厄介な生き物である。