藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

世代の景色(1)

*[ウェブ進化論]一世代で様変わる。

太古の昔から、いつの時代も親子の確執というのはあったらしい。

例えば自分の場合を考えても、親や子との間には結構な価値観のギャップがあることに改めて驚く。

たかだか30年ほどしか差がないのにこれほど見事にズレがあるのはどうしてだろうか。

それは「時代の空気」が30年ほどで大きく変わるからではないかと思う。

確かに30年前(1990年)に流行っていたことと今の流行は相当違う。

さらにその30年前(60年代)は「戦後の若者」が話題になっていた時代だ。

 

恐らく30年後(2050年)を想像すると、自分たちの若いころには想像できないことが話題になっているだろう。

そんな風に百年くらいの幅で時代を眺めてみると、「今の常識は未来の非常識になるだろう」ことは容易に想像できてくる。

 

2023年の常識は、「まだ戦争」とか「環境問題とか原発」とかいろいろとあると思うが30年後を想像してみることを日ごろから考えたいものだ。

都会の風景とか、田舎の様子とか、高齢化の先とか、その時に二十歳の若者の心境とかはどうなっているだろうか。

 

自分はもういないかもしれないけれど、そんな少し先の未来を想像するのは少し楽しい。

(つづく)