藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

世代の景色(2)

*[ウェブ進化論]ギャップを収める。

いつの時代も「親が子を叱る」という場面はよく見る光景だ。

「親が親が子にして欲しいこと」と「子供が自分でしたいこと」が」がズレていることが原因だ。

親は子に「勉強しなさい」「片付けなさい」などというが、肝心の子供にはそういう関心はまったくないものだ。

むしろ親は子に「好きにしなさい」という方が子供は考えるのに。

 

なので疑わず素直な子供ほど「言うなり人間」になってしまう危険性がある。

エリート教育を受けて、疑わずに歳を取った大人に"抜け殻のような人"が少なくないのに気づいている人は多いのではないだろうか。

 

昨日、30年も経てば時代の価値観は大きく変化している、ということを書いたけれど、夢々「今の正解を若者に押し付けないこと」を大人たちは教訓にしなければならないと思う。

それは教育ではなく、もはや害悪というものだ。

「教育ママと言われた人たちが高学歴を目指して教育していたモデル」は自分の時代には普通の「成功の形」だと思われていた。

今はそういう指向の人の方がマイナーになっているのではないだろうか。

 

「一世代違う」だけで大きく時代は変化する。

大人たちは過去の話は参考程度にして、言いたいことは控えて静観する姿勢が必要だ。