藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

次の姿(2)

*[次の世代に]世代交代の儀。

まだ今でも「経済成長のためには」「GDP」「インフレ目標」「少子高齢化」「老後の不安」という話題の報道を見ない日はない。

けれど昨日書いたように「次世代の価値観」は明らかに「そういうもの」とは質的に違いそうだ。

まだ高齢者が政治も投票権も持っているけれど、「2040年くらいにはそうした"成長神話"の価値観はひっくり返っている」のではないかと思う。

ちょうど団塊の世代が90歳になるあたりの未来のお話。

その頃30-40代になっている「Z世代以降」の人たちはようやく「自分たちの思いを行動に移すようになっているだろう。

 

そして、さらにそこでも一周回って

「その時代の多くの大人たちの持つ価値観は、恐らく「次の世代」には引き継がれないだろう」

ということを教訓にしてもらいたい。

「今の常識は、(多くの場合)次世代の非常識なのだ」というテーゼを、一つ共有しておけば、いつの時代にもあったという「世代間の対立」が乗り越えられるのじゃないだろうか。

いやいや、昔の方が年寄りはそんな「引き際」を弁え(わきまえ)ていたような気がする。

平均寿命が短かったこともあると思うが、今ほど老害を振り撒く時期は長くなかったに違いない。

「年寄りが政治をしないこと」も次世代の常識になるのではないだろうか。