藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

本筋の議論(4)

*[ウェブ進化論]楽しみとか、奉仕とか、学びとか。

"生産星人"の自分がなぜそんな風になったのかというと、それは学生時代の「生活残業する大人たち」を見てしまったからだった。

そしてそんな大人たちは工場にもいたし、オフィスにもいた。

日本人はよく言われるように均質性が高く、また集団でルールの嵌め込まれると「そういうものだ」と洗脳されてしまうのも早い。

最近50歳で転職希望の人に動機を聞いたら「ハンコを押すためだけに会社に行くのが嫌になった」ということだった。

どんな生産性やねん。

 

そして自分が歳とともに「いらだち」を感じるのは(老い先短しというのもあるが)、何よりも「もったいない」と思うからだ。

生活残業してよく稼いだなー」と引退してから思えるだろうか。

むしろ「だらだらして、一体なにを残せたのだろうか?」と後悔しないだろうか。

 

そう考えると大量退職(グレートレジグネーション)はいい傾向ではないかと思う。

"経済成長!"の掛け声のもと、大メーカーや商社に所属して、数字に追い回されるか、あるいは居残り残業の日々を送るのか…

 

今から選べるのなら(選べるのだけど)、せめてもっと楽しみとか貢献とか、他のことに時間を使いたいと思う人が増えているのだ。

 

さてレジグネーションの後のことを考えよう。