*[ウェブ進化論]楽しみとか、奉仕とか、学びとか。
"生産星人"の自分がなぜそんな風になったのかというと、それは学生時代の「生活残業する大人たち」を見てしまったからだった。
そしてそんな大人たちは工場にもいたし、オフィスにもいた。
日本人はよく言われるように均質性が高く、また集団でルールの嵌め込まれると「そういうものだ」と洗脳されてしまうのも早い。
最近50歳で転職希望の人に動機を聞いたら「ハンコを押すためだけに会社に行くのが嫌になった」ということだった。
どんな生産性やねん。
そして自分が歳とともに「いらだち」を感じるのは(老い先短しというのもあるが)、何よりも「もったいない」と思うからだ。
「生活残業してよく稼いだなー」と引退してから思えるだろうか。
むしろ「だらだらして、一体なにを残せたのだろうか?」と後悔しないだろうか。
そう考えると大量退職(グレートレジグネーション)はいい傾向ではないかと思う。
"経済成長!"の掛け声のもと、大メーカーや商社に所属して、数字に追い回されるか、あるいは居残り残業の日々を送るのか…
今から選べるのなら(選べるのだけど)、せめてもっと楽しみとか貢献とか、他のことに時間を使いたいと思う人が増えているのだ。
さてレジグネーションの後のことを考えよう。