藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ずっと夢

*[ウェブ進化論]今だから思う。

「将来こんなことをやりたいなぁ」と考えることを長く忘れていないだろうか。

学生時代の卒業アルバムに書いていた「私の夢」というやつだ。

小学生の卒業式では「日銀総裁になる」とか「宇宙飛行士」とか「かわいいお嫁さん」とかを目にしたものだ。

彼らは一体どうしているのだろうか。

 

そして大学卒業生の「私の夢」については聞いたことがない。

「七大商社に入って出世する」とか「メガバンクに就職して」とかいう話は、何か生臭くてわざわざアンケートを取らないのだろう。

 

そして社会人になって30代、40代、50代。

どんどん経験は蓄積してきて、世の中の現実とか問題とかも分かってくる頃だ。

そしてだから問いたい。

「将来の夢は何でしょうか」と。

 

それはもう「無限に遠い先」の話ではない。

それでも「50年くらい先」のことまで考える時代になっている。

 

"それぞれの年代に、それぞれの将来像を描く時代"になっているから「もう夢なんてないよ」というのはもったいない。

老いては「老いたなりのスタイル」を想像しておかないと、家族や外部からの「成り行きに任せた生き方」になってしまうだろう。

別に裕福ではなくても「自分なりの老後」を思い描き、覚悟しておくことがこれからの高齢者には必要なのだと思う。

 

老いても自分の意思で生きたいものだ。