藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

体感速度

*[ウェブ進化論]いつも今が最速。

ひょっとして通貨というものが出回り始めたころからそうだったのではないだろうか。

 

今のようにかつてないスピードで"ネット・デジタル化"が爆進している(と自分たちは思っている)時代にいると、将来自分がどんな場所にいるのかが見えてこないものだ。

自分のしている仕事はもう機械化されてなくなっているかもしれないし、そんな将来にどんなビジネスが望まれているのかも分からない。

なのでいきおいシェアビジネスとかサブスクとか「今見えているところ」ばかりに気を取られてしまう。

そしてそんな「目の前のネズミ」ばかり追いかけていると、あっという間に数年が過ぎてしまうだろう。

 

そういう意味では、今は「デジタル」を軸にあらゆる対象がネタになる時代が始まっているのだと言っていいと思う。

けれど「いま便利なもの」が10年後も続いているのかどうかというと非常に疑わしい。

 

自分たちは「今が最速の変化」だと思っているけれど、実は自分たち人間は「貨幣が発明されたあたり」からずっとそんな"最速の変化"を感じながら生きてきたのではないだろうか。

 

なので自分たちが生きているくらいの間は「こんな感じ」がずっと続くと思っておいたほうが賢明かもしれない。

 

スピードに慣れるってのは容易ではない。