ここ数年、突出した大企業の富の寡占が問題視され議論を醸している。
また一方「インカム(収入)を得ることこそが目的だ」という時代でもなくなってきている。
誰しもが「その次のトレンド」についてあたりを見回しているような感じがするのが今の時代の特徴だろう。
ところで経済の専門家の意見を聞くと「近い将来、ベーシックインカム(国による所得保障制度)が必ず必要になる」という。
そのココロはというと「これまでの中間層の仕事が自動化されてなくなり、「手間仕事」に従事している人たちが大量に失業するから」だということらしい。
確かにまだ街の小売店から店員はいなくなっていないが、反対にいつまでも人が必要だとも到底思えない。
つまりベーシックインカムというのは「貧しいからではなく、仕事の必要がない人たちへのお金の分配制度」ということのようだ。
「世の中が全体的に豊かになって、手間仕事がなくなったからもらえるお金」ということなら、なんとなくイメージが しやすい。
というか、いよいよ本当に自分たち人間は「手間仕事からの解放」を経験するのだとすると、それはそれで「人間の大きな一歩」なのではないだろうか。
(つづく)