藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

心を優先する

*[ウェブ進化論]徴収よりも保証から。

貧困の話や、老齢年金の話、さらに生活保護の話題になると、最近は必ずベーシックインカムの話も取り沙汰されるようになった。

まだ世界で成功しているモデルは無いようだが、自分はこの辺りに次のお手本があるのではないかと思っている。

特に先進国での「若者や事情のある中高年の貧困」の話題は今ほど豊かになっても、むしろ増えているようだ。

 

三十代までに若い世代の収入についても、ある程度積極的な施策があってもいいのではないかと思う。

ベーシックインカムで収入を得た若者たちが、どんな行動に出るかをまだ誰も経験していない。

 

国が予算を「あえてそこへ分配する」ということに若者はどんな反応をするのか。

年寄りが若者を信頼してみる試み、とも言えるだろう。

 

富の格差がしきりに話題になるが、富豪には高率の税金を課して民間人の溜飲を下げる、というのは劇場型の政策で継続性に疑問がある。

そうではなく、まず生活の不安をなくす。

「国が基本の生活を保証しますよ」ということをあえてやってみてはどうだろうか。

 

安心した人々はようやく落ち着いて日常を考えるのではないだろうか。

 

試してみる価値はあると思う。