自分たちの仕事から「手間仕事」がなくなり、所得保障としてベーシックインカム制度が実施されるという話。
そこで「人は働くのか、働かなくなるのか」というのがよく議論されるポイントでもある。
ただし、その世の中では「手間仕事」がなくなっているので、ただ「頭を使わずに身体だけで稼ぐ仕事」というのは極端に少なくなっているというのがポイントだ。
だからもし働くのなら「意味のある仕事」とか「手間だけでは片付かない仕事」を自分たちは選ぶことになるだろう。
ところで、自分はこの話題に興味があったので「身内のできる範囲でのベーシックインカム」というのをここ数年実験してみている。
具体的には身内に対して「働くかどうかに関わらず、月に10万円程度を支給する」という試みをしている。
で、ここではまだ途中経過だけを記すけれど、結論的には「お金を支給された人たちは、手間仕事には就かず、時間をかけながらも「自分の納得できる仕事に行き当たる」ということになっている。
これまではクソ仕事などと言われ、「その9割方が手間仕事だった世界」から離れてみると、自分たちはついにようやく「改めて本当にやりたい仕事」を志向するようだ。
もう数年もすれば、企業も自治体も、そして個人の家族の中でも急速に「やりたい仕事志向」という常識が当たり前になっていると思う。
だから今から「自分がやりたいこと」について正面から考えることが非常に重要になるに違いない。
変化の時期はもうすぐそこまできているのではないだろうか。