*[ウェブ進化論]革命の狭間で。
先輩が『おいフジノ。これから日本はすごいコンピューター化の波が来るらしいぞ』といってIT業界に飛び込んだのが35年ほども前のことである。
「IT」の部分をパソコンとか、ネットワーク回線とかインターネットとか、スマホとかクラウドとかに置き換えると今でもそのまんまのトーンになる。
そして今はいうまでもなく、「これからとんでもないAIイノベーションが起きるらしいぞ」と自分たちは本気で言っている。
人類の四大文明が始まったのは、地球温暖化が始まった一万年前。
それから様々な石器や道具が発明され(8500年前)、農業が始まって「貯蓄の時代」になり、紀元前1500年には鉄器が発明されて…とこの辺はまだ技術の発明も緩やかだ。
それが13世紀に中国で誕生した銃が登場してからは、ほんの700年ほどで第一次世界大戦に突入してしまうほどになっている。
指数的に武器の力が高まっているのだ。
この間には農業革命があり、産業革命があり、今は原子力とネットワークが最前線にいる。
結局のところ、遠く離れて"過去の一万年"を眺めてみれば、自分たちはそんな「技術革命に翻弄されてきた」歴史だということがよく分かる。
そしてそれはこれからも変わらないに違いない。
(つづく)