藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

フルオートへの途上で

*[ウェブ進化論]隙間のワーカーの確保。
「AIによって失われる仕事」という記事タイトルが目立つようになったのは一昨年あたりからろうか。
少し飽きられたのか、最近はそれほど目にしないが、AIが導入される実際はあまり目立たず静かに進行しているようだ。
警備の仕事などはカメラやセンサーのおかげで、どんどん人手がかからなくなってきているし、大きなビルでも昔のように大勢の警備員を常駐させる必要はなくなっている。
 車などを運転する仕事も、10年後にはかなりの部分が自動に置き換わっているようで、最終的には案外早いうちに職業ドライバーと言うのはなくなっててしまうかもしれない。
そう考えると、今従事している人はともかく、

これから「なくなる仕事に就こう」という人は、あるタイミングから急速に減るはずで、そうすると「機械でできない仕事」では一時的にものすごい供給不足が起こる可能性があるだろう。


もう都心の大きなビルでは、ゲートが顔認証になっていたり、受付や警備とか、オフィスの電話の取り次ぎなどもどんどん減り始めている。
介護業界などもそうだが、「一時的に人の手が足りないところを、たとえ高い給料を出しても確保する」ような制度を確保しておく必要があるだろう。
まるで戦の殿を務めるようだが、これからそんな分野がたくさん出てくると思う。
 
そしてまた(高齢者の活用も含めて)そんな後処理を進めてくれる人たちの「次のやりがい」を確保することも重要なことだろう。