藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自動化の時代(2)

*[ウェブ進化論]*[先付け]暗記からの解放。

生成型AIが出現して、まるで産業革命か? と言った雰囲気になっているけれど、本物の産業革命以降、自分たちにはこうした「自動化の波に何度も洗われ続ける」ということを繰り返している。

そんなこともこの一万年くらいの自分たちの歴史を見るとよくわかる。

テキスト処理の分野にも、いよいよそういうことが起きている、というだけだろう。

 

若いころ、大学受験の際に全国模試トップテンの友人から聞いた勉強の秘訣。

「フジノ、みんな解答と解法の暗記やで」という言葉は、それ以来最近までずっと耳に残っていたけれど、いよいよ「そういうこと」から一段自分たちはステップアップをせざるを得ないということではないだろうか。

 

「売上の集計表を作る」とか「バランスシートを分析する」ということは経営のための技術としては非常に重要だが、そうした数字の云々よりも"そもそも誰に何をするのか?"ということが中心にあらねばならない。

ところが今の社会ではそうした「動機」よりも「方法」が重視されている。

いわば「解法の暗記」が主流になっていたのだ。

生成型AIがそんな暗記の習慣から「そもそもの動機」へと目を向けてくれているのだとしたら、実に良い機会だと思う。

 

「スコア重視の時代」からの離脱がようやく始まるのだろう。