藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

変わり身ありき

*[次の世代に]何度も変身する。

十代、二十代の人たちから進路の相談を聞いていると、(中には深刻なものもあるけれど)妙に深く悩んでいるなぁと感じるものが多い感じがする。

自分の年齢(60)だけに40代の人からの悩みも、ある意味「それほどのことでもない」と感じることが多い。

 

もう今の年齢で「勝負あった」という心境の人が多いのだが、「人生あと60年ありまっせ」と思えばまだまだこれからのはずだ。

人生あと40年の自分がそう思うのだから多分そうなのだと思う。

これも「これまでの正解ルート」で言えば40歳あたりでその後のコースに見極めがついていた、ということだと思うがいよいよそういう時代ではなくなっている。

 

ざっくり言えば社会人になってからも"レールの行き先は三つくらいある"と予め考えていれば、急な進路の変更にも慌てなくて済むのではないかと思う。

終身雇用の概念からは全く外れて「自分は社会に出てから3回くらいは変身するのだ」と思っていればちょっとしたヒーローの配役だ。

 

社会人になって仕事をしながらも、自分に合う「次のスキルはなんだろう」と考えていれば、色んなチャンスを受け止めることもできるだろう。

 

「次はベンチャーだな」とか「次は一から企業や」とか「ローカルに行こう」とか、そんなことを日常的に想像するといいのではないだろうか。

 

自由な将来は想像力が肝心だ。