藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

知識の本質(1)

*[ウェブ進化論]知識が興味に。

ちょうど一年前くらいにこの二冊のことをレビューしたのだけれど、あれから何度か読み返して、改めて「知識とは何か」ということを考えている。

ネットでサクサク調べて説明を見て終わり、ということを自分たちは頻繁にするけれど、そうした「知識の断片が互いにつながること」というのは案外に難しいものだ。

自分が世界史が苦手だったことも全くそれで「いやいや暗記した年号や、聞いたこともない人物の名前」をいくら局所的に覚えても、どうにもピンとこなかった。

ジャンヌダルクがフランス王シャルル7世を助けた」とか「カスティリヤ王女のイサベルが結婚してスペイン王国が成立した」と言われてもなぁ…と思っていた。

 

それが四大文明の発祥から、そのそれぞれの地方で人が蠢いてまるで「地球表面に張り付くアメーバー」のように離合集散し、今に至る様子が想像できるようになった。

さらに山﨑さんの本も出口さんもそれぞれ「人物」とか「宗教」とか違った切り口で世界史を取り上げた別著が出ているので、これからそちらにもチャレンジしようと思っている。

 

休日の楽しみが一つ増えた感じだ。

(つづく)