藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

スタンフォード大教授、西義雄さん。


フォーサイト誌のインタビューシリーズより。


(もっぱら梅田望夫さんの「追っかけ」をしているようだが、どうしても「興味の的」に近いので止まらない。ので、味わいつくすことにしよう。)


西教授の経歴。

東大大学院から、東芝お家芸の「1Mb CMOS DRAM」の生みの親。
その後HP半導体研究所長、を経てスタンフォードへ。
次世代半導体技術の「担い手」を育成する教育者でもある。



意外だが、
西さんが海外(HP)へ行く決め手は、「子供の教育環境」だったという。
日本の「回答すし詰め」に見切りをつけ、カリフォルニアへ。



西さんは、

・日本の教育が「途上国型」で「飛びぬけた人」を作ろうとしないこと。

また、

・これが製造業の衰退を招いた、と指摘されている。

ゆえに、自分ばス大へ「次世代技術者を育てに来た」と今のミッションを語る。



「限界追求」を考えよ、と。

∫西教授からのメッセージ

限界追求ということを考えてください。
人間としての限界追求、サイエンスにおける限界追求。突き詰めていくとどこまでいけるものなのか、いつもそのことを頭に置いておくことが大切です。
そういう姿勢から、人生であれば新しい可能性が開かれるし、サイエンスであれば新しい発見が生まれる。
まずは今の時点でいちばん情熱を感じることを一生懸命やることが大事です(後略)

創造は、峻厳。

『限界追求』。


自分はこういったの言葉が好きだ。



「孤高の存在」となるも、妥協せず、「やり続ける」。



その峻厳なさま、にとても惹かれる。



忘れちゃイカん、と思っていても「人間としての限界か?」と問うと、「まだまだ」。






それにしても、梅田さんは「対談能力」がすごい。



人物描写も平易、かつ精緻。