藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

大人のピアノ。

これも連休中の質問。
65才からピアノを始めた母親の練習方法について。


「大人のピアノ練習」については多くのピアニストがアドバイスしている。


おおむね

焦らず、
無理せず、
楽しむこと。


ともかくモチベーションを失わないようにしたい。


自分もキツい音楽教室に行って中学で挫折したクチだ。


趣味の目指すもの

最近つくづく思う。


セミプロを目指して趣味を始めた場合、相当な困難がある、と。

「プロに近い」わけだから当然、いわば当然か。


以前にも触れたが、

プロの定義は大前研一さんの「顧客満足を提供できる人」というのが一番気に入っている。


芸術の場合、その域に達するのは一日(のワーキングタイムなみの)7-8時間、最低でも5年以上を費やす人、まあ二万時間の修行者だ。


いきなりこの辺をにらむと挫折する。
到達目標が高すぎるのだ。


大人のための良書

「ピアノ力」をつける!―これなら弾ける、かならず続く (ON BOOKS 21)

「ピアノ力」をつける!―これなら弾ける、かならず続く (ON BOOKS 21)


これが一番か。
特に「指が動く、動かない」ではない、マインドで弾くピアノの楽しさを伝えている。
また著者は「楽しく続く大人のピアノレッスン」などのイベントにも力を入れている音楽家だ。


著者はデザイン会社の経営者。
自分の実体験が素直に綴られていて楽しめる。


ちょっとピアノ本気でピアノ―ブログでおなじみ、川上昌裕のレベルアップピアノ術

ちょっとピアノ本気でピアノ―ブログでおなじみ、川上昌裕のレベルアップピアノ術

先日も紹介したが、中級者に参考になる本。


特に高齢者へのレッスンのプロ、というのは意外に少ない。
これらの著書は「楽しむためのピアノ」という新しいコンセプトだ。


音楽を楽しみつつ、すこしづつ「スキルアップ」を志向する。


創造的な趣味、は仕事と同じく楽しいものです。