藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

コピーと著作権。


アップルが怒っている。
アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」 - CNET Japan





(首相官邸サイト、pdfファイル)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/070531/iken1.pdf


「個人的に楽しむための私的録音・録画にも保証金を積むべし」と。
いわゆる「i-pod課金」問題。


対し、音源購入後の「家庭内でのダビング」は常識だとして、
アップルジャパンが内閣官房に猛抗議。


注目は、分野が「著作権」なことと、
相手がアップルなこと。



何かといえば、JASRAC


Youtube 問題はじめ、著作がらみでは日本の態度は「閉鎖的」だとして、たびたび批判されてきた。


他方、アップル(スティーブ・ジョブス)はアメリカの象徴だ。


アメリカのシンボル対、文化庁
外圧必至か。


芸術の発展のために、より開放的な結果を望む。

もっとも日本のJASRACさながらアメリカだってかなり強引。


84年でフリーになるミッキーマウスを03年まで延命、その後さらに20年積み増しているから、この件は泥仕合かもしれぬ。


「アップルを私的録音録画小委員会から閉め出し、欠席裁判で物事も決める閉鎖的な体質を持つ文化庁の典型的な隠蔽体質を良く表している。


(中略)はなから『結論ありき』の審議会運営をする著作権事務局には真摯な姿勢は微塵も感じられず、もはや公平公正な著作権行政を運営する適切な省庁とは言い難く、速やかに著作権行政を他の省庁に移管することを強く望む」(アップル)


林檎の鼻息は荒い。



この件が、今後のネット配信の方向を決めるのではないか。


規制しない方が、繁栄すると思うが。