NHK、クラシックロイヤルシートより。
ライプチヒのゲヴァントハウスにて、シューマンピアノ協奏曲イ短調・作品54。
演奏はアルゲリチの得意分野でもあり、順調に。
満場の拍手。
まだ歓喜冷めやらぬ、拍手の続く中、いったん袖にに入ったマルゲリチ、すいすいとお出まし。
まだ拍手が収まらぬ中、ストンと椅子に腰をかけ、おもむろにアンコール。
当日の演目と同じく、シューマン、子どもの情景から「知らない国々」。
コンチェルトの余韻を引き摺っていた聴衆は水を浴びたように鎮まりかえる。
‘B〜G〜F#〜ED’の続く幻想の旋律。
興奮していた聴衆が瞬時に余韻の世界に惹き込まれる。
アルゲリチといえば、豪腕。
その力強さで評判だが。
ガラ・コンサートもそうだが、昨今は「巨匠」の名にふさわしい迫力を感ず。
かつての巨匠たちよろしく、「舞台の上での存在そのもの」ですでに聴衆を魅了する。
貫禄、と表現すればそれまでだが、並みの巨匠がたどり着け得ない、カリスマ*1の風格を感じる。
youtubeの映像は短く、音質もよくないのでいつか自分がカバーしよう。
著作権?
そんなことより、このアルゲリチを見てもらいたいのだ。