藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あやまり方。いさぎよさ。

事務次官の焼肉ゴルフから、
テロ特措法給油の隠蔽虚偽報告、
赤福比内鶏、いかりと日本畜産のコロッケに筍、
宮崎のうなぎに伊藤ハム子会社の豚肉、と。


うそつきオンパレードだが。


「政」対「官」の潰しあいか。



広島の日本畜産が「三年前から他県産のものをつかっていました」とのっけから認めているのが潔くさえ見えるのは皮肉なものだ。



ゴルフ接待されてた人が「焼肉と麻雀もありました!」て大騒ぎするのもどうか。
本人もさっさと投降すべき。


一連の不正発覚とその後の対応はどうも「国や官僚発」の「シラ切り」が伝染しているな、と思っている。

シラきり体質


これまで聞いたのはこんなのばかり。
「(悪意のない)ミスだった」

「担当者がやった」

「担当役員がやった」

「自分は知らぬ」

逮捕(とか証人喚問)と。


逃げ切れるまで逃げよう、という態度。


白(シラ)
――を切・る
〔「しら」は「知らぬ」の「しら」〕知っていて知らないふりをする。
しらばくれる。
三省堂 大辞林webより』


政府や官庁の不正問題では発覚してすぐに実態が明らかになることは、まずない。


年金問題しかり。
デカい問題だと「調査委員会」などができて、結果待ち、と。


で、民間企業も同じことをする傾向が強い。


でしつこいが、若者への影響である。


電車の中で


地下鉄の中で、社内に流れるニュースを見た園児が両親に質問。


園児「ねえねえなぜ(アベ)そうりだいじんはやめたの?」
父「うーん…うまくいかなかったからかなぁ」
園児「なにか悪いことしたの?」
父「うーん…アベさんは、別にしてないんだけどなぁ…」
園児「じゃ、なんでやめたの?」
父「うーん、仲間が悪いことした、というか」
園児「責任とってやめたの?」
父「責任…そうだなぁ。責任は参院選の責任をとって、ていうか、ま、最後は病気になってやめたんだよ!」
園児「ふぅーん。」と不満気だ。


エラい人はエラい、ということを自覚せねば。


関西のギャグで「バレたらしゃーない」と開き直り、悪事が発覚したらそのことそのものを笑いにしてしまうコメディアンがいたが(すべてでウケを狙う関西人とはなんと哀しい生き物か)


「シラきり文化」だけはやめないか


政治家がスキャンダルを自分からホイホイ言うわけにもいくまいが。


少しは後進に「潔さ」を見せねば、カッコ悪くないか。


街頭でのインタビュー。
将来の職業について政治家はどうか?との問いに

政治家?
ヤダヤダ。


全然イケてないよね。

妙に自然に答える若者。


やったもの勝ち。
首のすげ替え。
トカゲのしっぽ切り。


「私は友人を、家族を、あなたたちを、国を、競技界を、そして全てのファンを裏切った。」
ドーピングを告白し、金メダルを失うだろうマリオン・ジョーンズをせめて見習うべしだ。
(ちょっと芝居がかってるが)