藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

人生思いどおり。


それにしも、今の若い人は頑張っている。
三十前後で結婚して、月の小遣いは2-3万円。
それでいて、結構キツい仕事をこなし、家庭のケアも怠らない。
なかなか大した家庭人なのである。
我われ世代のように、ちょっとはにかんで「灰色の結婚生活」とか、そういうことを口にしない。
エラい。


思うに、自分たちが横暴なのでもなく、「そういう」きちんとした(というか男女フィフティ・フィフティの)価値観が深々と今の日本にも浸透してきているのだろうな、などと結論付けたり。


女性の側の協力や理解もずい分あるのだろうが、ちょっと様変わりの感である。
彼らは自分たちよりもよほど、「カップルで、きちんと人生を歩んでゆく方法」を体得している世代なのかもしれぬ。(汗)


閑話休題


人生(感)をどう作るか。


ピアノの先生、西山さんのブログより。
なかなか考えさせられる。(大阪弁がまたいい)


http://blog.livedoor.jp/hitomipf79/archives/51591136.html

(前略)
その中で一番私が感銘を受けた言葉は「人生思いどおり」
以前から常におっしゃってました。思い上がりの言葉ではありません。
でも、ほんまに、そのとおりやと思います。


思って行動した通りの人生になるのだと、努力したら努力した結果の人生が、諦めたら諦めた結果の人生が、何もしなかったら何もしなかった結果の人生が、全て自分の選択の上に、今の自分があるのです。
そして、人生=音楽に置き換えても一緒。


そういう話を、沢山してきました。
ストックホルムジャズフェスに出た時、当日一人で練習してる時に「人生思いどおり、本当やった」って思いました。
6歳の頃から、大きな舞台でピアニストとして演奏することを思い描いていたので。
人生も音楽も周りの人も自分の身に起こることも全て自分の鏡で、因果応報だと思えば、全ての事が身の丈だと思うようになって、起こった事に対してあんまり否定できなくなりました。


まあこれからまた考え方も変わるのかもしれませんが…?
(後略)


若くして、この境地に触れられたら、どれほど幸せだろう。
いや、そんなことを言ってないで、今の若いヤツらに「そんなこと」を伝えればいいじゃないか。
西山さんはまだ三十前だけど、音楽を通して「何倍もの」人生経験をしているのだな、というのが伝わって来ます。



「人生、イヤなことばかり。」
「人生なんて。」


恨みつらみ、を聞くは易し。
言うも易し。


その対極。
『私の人生は私の意のままにある。人生は思い通りに展開してゆく。』
というのは究極のポジティブ・マインドセットだろう。

心がすべて。


何回も書いたことがあるけれど。
人間のソフトウェアは「精神」が支配する。
肉体は、それに従するハードウェアだ。


その精神、を最近は皆が病む。
皆が「鬱」と塞ぎ込む。


努力したら努力した結果の人生が、
諦めたら諦めた結果の人生が、
何もしなかったら何もしなかった結果の人生が、


全て自分の選択の上に、今の自分があるのです。

もうほとんど、僧侶の講話に近いが。
だが、真摯に伝わる。


「諦めたら、諦めたなりの人生が」。
そう聞いて、諦めてなるものか、と普通に思える。


すべてはオレ次第か。
この一文には、そんな「翻った勇気」を感じさせられる。


「なにくそ、やってやるゾ!」と思えるのだ。
やはり人生、自分で、自発で行動するのが一番だ。


年齢など関係ないのだと思う。