景気ウォッチャー調査、なるちょっとトボけた調査。
街角の景況感は三ヶ月前に比し、二ヶ月連続で上昇、という。
まだまだ金融系のトラブルはこれからが本番だろうし、米・欧でも大きな整理がこれからなのだろうと思うが。
大恐慌の終わり
資産のもともと無い自分たちにはサブプライムショックのリアル感、は今ひとつ切迫感を欠いていたが、それはともかく。
新車への買い替えは見送るものの、まったく車に乗らぬわけでもなく。
深夜タクシーは控えるものの、酒を飲まぬわけでもなく。
日米欧の実体経済が一気に半分になる、とは考えにくい。
それはそこの国民の経済活動が半分に、まあエネルギー代謝が半分になるわけだ。
これは少し過ぎる話ではないか。
まるで生物界の突然変異である。
ということで、金融と結びつきの強い分野は、まだこれから破綻整理が続くだろうが、「より遠いエリア」にいる産業から、「まともへのゆり戻し」は今年春から少しずつ芽吹いてくるのではないか。
まだまだ「スパイラル」に落ち込むグループと、
乱気流から持ち直すグループが、世界中を錯綜する。
今年の春以降はそんな絵図なのかもしれぬ。
つまり「金融とその周辺」の世界は半分に縮小しても「まだまだ十分でない」程度まで膨らみきっていたことになる。
まさしくバブル。
金融だけでみれば、元の十分の一くらい、でもおかしくは無いようにも思う。
今後、どこで棲むのか、というのは斑(まだら)な大地の上では、かなり重要な要素なのだと思う。
<MSNより>
景気実感、2カ月連続でアップ
2009.3.9 17:37
内閣府が9日発表した2月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景気実感を3カ月前と比較した現状判断指数が前月に比べ2・3ポイント上昇し19・4となり、2カ月連続で改善した。来年度から実施されるエコカーや住宅ローン減税への期待感で、家計の購買意欲が高まったことが主因。これを受け、総合判断は前月までの「景気の現状は極めて厳しい」との表現に、「このところ悪化のテンポが緩やかになっている」を加え、上方修正された。上方修正は平成18年9月以来2年5カ月ぶり。
ただ、藤岡文七内閣府審議官は同日の会見で「マインド面では底をはっている状況だ。
底を打ったとはまではいえず、全体としては厳しい」と述べた。現状判断指数が、景気の横ばいを示す「50」を下回るのは23カ月連続。部門別では、家計が2・5ポイント上昇、企業も円高による原材料価格の低下などで2・1ポイント上昇した。
雇用は「悪化」と判断する人が減り、「やや悪化」が増えた。2〜3カ月後の先行きの判断指数は、前月比4・4ポイント上昇の26・5。「定額給付金の支給などにより多少動きが出てくる」(東北の化粧品専門店)など、政府の経済対策に期待する声が聞かれた。