やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
- 作者: 島岡要
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
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自分、あるいは自分の扱う商品とか提案とか、を相手に伝える上で「物語性」(ストーリーテリング)の重要性は、ここ最近非常によく耳にする。
その上で興味深い注意点の紹介があった。
1.生き生きと語る
(Story must be told Lively)2.信憑性/正当性をもって語る
(Story must be Authentic)3.意味付けを語る
(Story must be placed in Context)
前回のフィードバック力、に並び、研究者の重要なコミュニケーション力となるだろう、ストーリーテリング。
著者は「研究者は今後ますます自分の研究を売ることに「自己責任」を問われることになるでょう」と予言する。
まず「自分のこと」は自分が一番に伝えられること。
このスキルは研究者のみならず、ビジネスマン、いやあらゆる社会人に有ってよいものではないか。
むしろそれのトレーニングを推進して欲しい、と思う。
伝わっていますか?
そのプレゼンテーションを通して、どうしても伝えたい、つまり家にまで持って帰って欲しいメッセージを「テイクホームメッセージ」という。
要は、これが伝わっているかどうか。
さらに。
そのメッセージを聞いて、「私たちと何らかコンタクトせざるを得ない」そんな気にさせているか。
自分たちのプレゼンテーションは「そのためにあるのだ」と再認識したい。